師走。
師匠、転びますよ!
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でっちあげた昔話が、どうも家族に受けました。
…ただ眠い中だからまた同じ話が出来るかどうか。
そんでもって柘榴君の続きです。
ぐだぐだです、助けて下さい。
文才くらさい(大分壊れてる
柘榴はそっと春之丞との席を詰めた。
先程の話が気になったからだ。
連絡が来ていた?一体それはなんだというのか。
「あの、春之丞…さん?」
問い掛けてみれば、春之丞は視線だけで何だと返した。
ウィスキーのロックを煽る、飛鳥は柘榴にはカシス・オレンジを差し出した。
「さっきの話、マジなんですか?知ってんなら、教えて下さい!」
「だって。」
くつりと飛鳥が笑う。
それに睨み付けて、春之丞はだるそうに柘榴を見遣った。
「……、"おイタをしたから叱っておきました"だそうだ。」
「は?」
春之丞の口から零れたそれに、柘榴はきょとんとした。
こういう表情が紅葉とやはり似ている。
「雪消、それは誰から?」
「……若林。…だった気がする。」
言葉少なな春之丞を補うように飛鳥が問うた。
彼のところならまだ若い方だね、という言葉に柘榴は急に現実に引き戻される。
「え、春之丞さんて、何者っすか。」
「…学生でないことは確かだが。」
さぁてな、とでもはぐらかされた気だ。
そんな柘榴の気も知らないで、春之丞は黒い煙草のパッケージを掴んだ。
酒が不味くなるから煙草は止めなさいな。
そう注意する声に、春之丞がなら灰皿を撤去しろと言い返す。
そんなどうしようもない会話に、柘榴はそれまでの酒も手伝ったのか、どこから笑いが溢れてくる。
ただ、煙草を銜えた春之丞に頭をぽんと手を乗せられて、セットしたのが崩れんな、と思うことだけは忘れなかった。
おまけ。
「そうだ。ええと柘榴君、君のところ"蓮華"だったかな。」
「あ、そうっす。」
「…まぁ一応、名前は伝えておく。」
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