師走。
師匠、転びますよ!
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薬飲んでも2時半とかに目が覚めるってどゆこと?
解らんわ…。
ええと。
紅葉君と桃夜君のを書き終えた、と書きましたが。
取り敢えず先に。
ごめんなさい、本当にごめんなさい。
明らかに紅葉君と桃夜君の可愛さが表せてないんです…、はい。
改めまして。
なんて訳ではないが、紅葉の為の新しいグラスに飛鳥がオレンジのフレッシュジュースを注ぎ入れる。
桃夜の珈琲カップにもモカブレンドを。
春之丞には有無を言わさずエスプレッソを押し付けた。勿論、自分が飲みたかったからだ。
「そういえば桃夜くん。」
伝えておきたいことがあったんだよ、と飛鳥が笑む。
「なん、ですか?」
真っ直ぐ見つめる強い眼。こういう眼を見るのも、飛鳥という男は好きだった。
「紅葉君から、君の事実と違う噂があるって聞いたけれどね。」
君は目つき悪くも恐くもないんだよ。
くつと笑い囁いた。
きょとん、としたのは桃夜だが、それよりも紅葉が大きな目を見開いた。
「飛鳥さん…?」
「ない、…って言われても。でも噂が立つのは事実だし。」
至極真面目に桃夜が答える。噂に鰭は付きすぎだとは思うが。
サイダーのボトルを下ろし、飛鳥の指が宙に向けられる。
その動きに合わせ、二人の視線が誘導された。その先には。
「……何が言いたい、飛鳥。」
「目つきが悪くて恐い、といえはお前だろう、雪消?」
そういう飛鳥はひどく楽しげで、対象的に春之丞の眉間に皺が寄る。
紅葉は慌てて否定してみせた、本当に良い子である。
桃夜が当惑するのは当然だ。
「そっ、そんなことないよっ、飛鳥さん!」
「でも見た目だけでも、取っ付き易くないだろう?それに君達のように学生の頃もこんな感じだったから。」
なぁ、雪消?と問えば、長い沈黙を置いてまあな、と低い声が返ってくる。
「いや…、春之丞さんのとは違います、よ。」
「そんなことないよ。不良君より悪い生き物だったんだ、俺も含めて。」
意味深に、飛鳥が桃夜の銀髪を撫でた。
君の髪も紅葉君と同じくらい綺麗だね、なんて。
「…お前は、詐欺師に近いな。気をつけろよ。」
厭味のように、春之丞が紅葉のフレアレッドにぽんと手を置いた。
「飛鳥さんと春之丞さんは、仲が良いのか悪いのか…。」
「多分、良いんだよ。ね、桃君、俺達も負けないよね!」
妬けるな、なんて囁いたのは、一体誰だっただろうか。
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