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師走。 師匠、転びますよ!
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はいなっ、可笑しな耀輝です、おばんです。
スペースの問題で、分けてみましたぜ、兄貴!(違)
青梅殿の携帯様、悠(ハルカ)ちゃん(男の子だけどね)とのネター。
有難う、青梅殿!イラストも描いてくれて嬉しいよ!

しかも、どうしても悠ちゃんの口調が解らなくて、殆ど青梅殿に直してもらいました!
難しい、難しいんだ…!
本当に有難う、青梅殿!感謝で御座る。



今度は、菜戸殿のところのクロ殿と…。


では、参る。ある意味二人ともキャラ濃いんで。ふはは。


「は―る―ちゃんっ」
悠の元気な呼び掛けが響く。しかし、呼ばれた方の答えはない。

「ちょっ、春さん!?」
まさか振り向きもしないとは思わなかったらしい。
驚きを含んだ声は、もう一度相手の名を呼ぶ。
携帯違いな訳がない。
あんなダークスーツを着込んだ男が、そう何人もいてたまるかと悠は後ろ姿を追い掛けた。

「春之丞さんや―い」
呼び方の所為かと、言い直してみる。すると前の黒い影はのっそりと振り返った。
「……………誰?」
予想外の言葉に、悠は固まる。まさか、忘れられていたとは。
「うっわ!酷くねっ?俺だよ、お―れ。悠」
悠が名を告げてみせると、春之丞はやはり首を傾げた。
「………知らない」
「いや―嘘こいちゃだぁ~めだって!ほらほら!青梅んとこのCutieHoneyの悠さ。」
聞くと、春之丞は顎に手をあて考える。眼は悠に向けたまま。
「青梅様は存じている…、が」
言葉を切る春之丞。続きを促すように、悠の桃の輝きを持った瞳が見た。
「お前…、いたか?」

かなりの失礼である。
がっくり肩を落とす悠を尻目に、いまいち自分の記憶に自信がない春之丞はそれを馬鹿の所為だな…、などと責任転嫁していた。
悠が何も言わず、春之丞を見る。その視線に気付き春之丞も悠を見返した。

「あ」

何も言わぬ悠を見て、春之丞は小さく声を上げた。
「思い出してくれたりしてる?」
期待を込めて、悠が問うた。
「…静かな桃色のは、……いた」
「それそれ!それ俺だからっ」
「……静かだったが」
春之丞のちょっとした疑問。それに対して、悠はあーのーなー、と唸った。
「俺、シャイなんだよね(笑)てか、春之丞ってギャップ萌えとかしない?」
綺麗な瞳が、春之丞を見つめた。
いや、それ…。ギャップとは言わないだろ。
春之丞は、何と無くツッコミを飲み込んだ。そんな春之丞に、悠は呆れたような表情を見せた。
「あ―あ―あ―!しょ~がねぇな。…これからヨロシク☆春之丞!」
直ぐに眩しい笑顔で、握手を求められる。悠の顔と手を交互に見て、やがて春之丞は手を差し出した。



「春ちゃん春ちゃんvV」
何か企んでいるような笑みで、悠は春之丞を呼んだ。
「…………何」
「春之丞の男友達紹介してくんねぇ?やっぱケツのキュッと引き締まった、いや でも なんかこうガチッとさぁ!」
嬉々として話す悠を、春之丞は無表情で見る。
「帰る…」
ちょっと待てよ!
黒い塊を追う桃の妖精は、ちょっとした噂になったのだった。


 
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藤堂 耀輝
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